次の日

今日ははづきとれんくんがお昼にお見舞いに来てくれる

私は身の回りをきれいにし、2人が来るのを待った

コンコンッ ガラガラー

「さなー来たよ!」
「久しぶりだなさな!」

「2人とも!久しぶり!」

2人は果物を持ってきてくれた

ありがとうと言って受け取り、近くの棚に置いた

そして学校の話や入院中の話など、他愛もない話をして盛り上がった

すると突然ドアが開いた

お父さんと結城先生が入ってきた

「あ、れんと!」「父さん!」

「え?父さん?」

私とはづきはびっくりした声でハモった

「そうだよ、俺の父さん、言ってなかったっけ?」

「聞いたことないよ!笑」

「そうだったのか!ごめんごめん」

れんくんは手を合わせてあやまった

「2人ともさなのお見舞い来てくれてたのね、ありがとう」

お父さんが2人に向かって話した

「いえいえ、さなと話したかったので」

「でもあんまり盛り上がりすぎるなよれんと、まださなちゃんは本調子じゃないんだから」

とれんくんに向かって結城先生が言った

「分かってるよ」と返し、まかせろ笑 と付け加えた

「じゃあ今はお邪魔だから帰るな」

と言ってお父さんと結城先生は仕事に戻っていった

再び3人で盛り上がりいつの間にか4時になっていた

はづきは塾があるからと言って帰り、れんくんと2人になった