「はぁー、やっと終わった、早く帰るか」

外を出るととても暑かった

「あっついな、あ、あいつら大丈夫か」

小走りで車の方へ行った

車の中を見ると赤い顔をして苦しそうに呼吸をしている2人がいた

「おーい、わかるか?今車開けるからな」

急いで車のドアをあけると、熱気がブワッと吹いてきた

俺は急いでさなの様子を見た

「さなー、分かるかー?聞こえたら手握ってくれ」

肩を叩いたあと手を握って確かめた

すると弱々しい力で握られた

「ハァハァハァしんどい」

「さな、暑いな、ちょっと体横にして、服緩めるからな」

後部座席にさなを横にさせ、服のボタンを2つ、スボンのフックを外した

そして急いで車のエンジンをつけ、冷房をMAXでかけた

「さな、急いで病院行くから意識だけは保ってくれな」

そう言って次にゆうがを見に行った