沙奈が寝たのを確認して啓太がもう1回聴診をする


「まだ少しだけ喘鳴が聞こえますね、さなちゃん怖い夢を見たらしくて、誰かに殴られたのと関係あるんですかね」


「え、さな誰かに殴られたんですか?」


「あ、ゆうがには伝えてなかったな、あのな…」


さなになにがあったのか分かる範囲で全部伝えた


「え、誰がそんなことを」


「まだ詳しくは聞いてないからなんとも言えんが。とりあえず、体調が戻り次第、慎重に聞こうと思ってる」


「そうですね、ゆっくり解決していきましょう、とりあえず今は点滴で様子みますね」


「あぁ、頼んだ。じゃ、ゆうがは一緒に帰るぞ、けいた、当直頼むな、なにかあればすぐ駆けつけるから」




ゆうがを連れて家に帰った


「親父、さな大丈夫かな?」


「さなは大丈夫だから。ゆうがは心配するな。それより研修に専念しなさい。」


「うん、じゃあ俺風呂入って寝るから。おやすみ」


「わかった、おやすみ」


優雅が風呂場に行ったのを確認し、自分の部屋に行った


「ゆうが、心配かけてごめんな」


そう独り言を言い、朝が早いので眠りについた