さなが寝てからゆうがが口を開いた

「親父、俺…」

「ゆうがありがとな、お前が気づかなかったらさなは危なかったかもしれない」

「でも、俺何もできなかった」

悔しそうな顔をしてさなを見つめている

「なにもできなくて当然だ、だからこそ今勉強してんだろ?できるようになってからしっかりやれ!」

「親父!俺、親父みたいになれるように頑張るから」

成長したなと思った

「ああ、応援してる、よし、着いた、寝たまま処置室運ぼう」

「分かった、俺運ぶから」

ゆうががさなを処置室のベッドまで運んだ