「高瀬くんのお友達の裕介くんに授業中の高瀬くんの様子を細かに教えてもらって、その様子を頭の中で想像してニヤニヤすることが最近の趣味です。他には高瀬くんがお昼に食べたものを、その日の夕食にすることも多々あります」
ほぼ息継ぎなしでどんどん話す私に対して、中田くんの眉間にどんどんしわが寄っていくのが分かる。
「こんなに高瀬くん一色の私で、良ければどうぞ付き合ってください!でも、この日課は絶対に止めるつもりはないのでご了承くださいね!」
ニコッと微笑めば、中田くんは顔を真っ赤にさせて掴んでいる手を強めた。
その痛さに思わず顔が歪む。
「お前、なめてんのか?」
「え、そんなつもりは……ははっ」
お、怒らせてしまったー!!
冷や汗が出てきて、この現状をどう切り抜けようかとない頭で必死に考える。
でも、言いたいことは言ったしもうどうにでもなれ!
「もうそこまでにしときなよ。あんたじゃこの子は無理だよ。俺のストーカーだし」
「あ?」
「そうゆうことだから」
「いてっ……チッ。こんな変な奴、こっちから願い下げだっての」
高瀬くんが中田くんの腕を捻りあげると、中田くんは顔を歪めて捨て台詞を吐いてこの場を去っていった。



