顔が赤くなるのが分かる。
ドキドキドキ、心臓がすさまじい早さで加速する。
抱き締められるのは初めてじゃないのに、やけに鼓動が早い。
与えられた任務のせいか…。
だがドキドキばかりもしていられない。
役目を果たさなければ。
これはベタベタするというやつだ。
彼氏彼女はいちゃいちゃするものだという事は知っている。
私も同じようにしないと変に思われてしまう。
緊張でガチガチになった体を壱矢にすりよせ、壱矢の胸元に身を預けた。
恥ずかしすぎる。
世の中の彼氏彼女はいつもこんな恥ずかしいことをしているのか!?
「へーぇ、かわいい」
でこっそり囁かれた壱矢の声は、聞き慣れた声色とは全然違っていて、どことなく艶があった。
いつも聞いてる壱矢の声じゃなくて、ほんとに彼から発せられたのか確かめるために一旦離れて顔を見ようとしたが、離れる前にさらに引き寄せられてしまった。
なぜかこのタイミングで裸を見られた過去を思い出してしまって、必要以上に心拍が増してしまう。
どうして、思い出すのよ。
「進学棟まで送る」
「はい…」
これがラブラブ感というやつなのだろうか。
耳元の声が低く響いて落ち着かない。
壱矢と二人でいるのは、やっぱり落ち着かない。
でも以前のものとは違う。
彼氏彼女(ふり)を公表してからの壱矢の距離がやけに近くて、始めたばかりの私にはハードルが高すぎて困る。
壱矢はこういうこと、女性との近い距離に慣れているのだろうか。
ドキドキドキ、心臓がすさまじい早さで加速する。
抱き締められるのは初めてじゃないのに、やけに鼓動が早い。
与えられた任務のせいか…。
だがドキドキばかりもしていられない。
役目を果たさなければ。
これはベタベタするというやつだ。
彼氏彼女はいちゃいちゃするものだという事は知っている。
私も同じようにしないと変に思われてしまう。
緊張でガチガチになった体を壱矢にすりよせ、壱矢の胸元に身を預けた。
恥ずかしすぎる。
世の中の彼氏彼女はいつもこんな恥ずかしいことをしているのか!?
「へーぇ、かわいい」
でこっそり囁かれた壱矢の声は、聞き慣れた声色とは全然違っていて、どことなく艶があった。
いつも聞いてる壱矢の声じゃなくて、ほんとに彼から発せられたのか確かめるために一旦離れて顔を見ようとしたが、離れる前にさらに引き寄せられてしまった。
なぜかこのタイミングで裸を見られた過去を思い出してしまって、必要以上に心拍が増してしまう。
どうして、思い出すのよ。
「進学棟まで送る」
「はい…」
これがラブラブ感というやつなのだろうか。
耳元の声が低く響いて落ち着かない。
壱矢と二人でいるのは、やっぱり落ち着かない。
でも以前のものとは違う。
彼氏彼女(ふり)を公表してからの壱矢の距離がやけに近くて、始めたばかりの私にはハードルが高すぎて困る。
壱矢はこういうこと、女性との近い距離に慣れているのだろうか。

