優しい壱矢の瞳が私を見つめ、私をその中に引き込んでいく。
「どうしようもなくひたむきに生きてるお前が、俺はどうしようもなく好きだよ」
改めて気持ちをぶつけられて、ブワァぁっと体が熱くなる。
こんなに正直に、正面から、私だけを見つめて伝えられた壱矢の想いが、なんの疑いもなく心に染み込んだ。
好きが膨れ上がる。
好きが大きくなる。
好きだけじゃ足りなくなる。
破裂した嬉しいは、壱矢の言う通り消えずに私の中に残っていた。
形を変えて、また成長を始めている。
もっと、
もっと…
もっと好きになりたい。
もっと好きになって、もっと近づきたい。
もっと─────
壱矢の鼻先に、自分の鼻先を擦り付ける。
壱矢も同じように返して、頬にキスされる。
私は少し背伸びをして目を閉じ、壱矢の唇に、自分のそれを重ねた。
初めて自分からキスをした。
壱矢の肩が大きく弾む。
それにも構わず、彼に愛しさをぶつけた。
深く、深く。
私の気持ちも、私という人間を、きちんと分かろうとしてくれた唯一の人。
そして、私をまるごと受け入れてくれたただ一人の人。
好きな、人。
「そんなことされたら、止めらんないんだけど?」
重なったまま、息継ぎの合間に壱矢が囁いた。
今の状態分かってる?と。
気付けは壱矢に馬乗りになっていて、構図的には押し倒す形となっていた。
構わない。
そんなの全然、
「構いません。先輩が、いい…先輩に、してほしい…」
止められないのが何を指しているのかも、何をして欲しいのかも全部分かってる。
全部構わない。
今の私が望むのは、そういうこと。
「どうしようもなくひたむきに生きてるお前が、俺はどうしようもなく好きだよ」
改めて気持ちをぶつけられて、ブワァぁっと体が熱くなる。
こんなに正直に、正面から、私だけを見つめて伝えられた壱矢の想いが、なんの疑いもなく心に染み込んだ。
好きが膨れ上がる。
好きが大きくなる。
好きだけじゃ足りなくなる。
破裂した嬉しいは、壱矢の言う通り消えずに私の中に残っていた。
形を変えて、また成長を始めている。
もっと、
もっと…
もっと好きになりたい。
もっと好きになって、もっと近づきたい。
もっと─────
壱矢の鼻先に、自分の鼻先を擦り付ける。
壱矢も同じように返して、頬にキスされる。
私は少し背伸びをして目を閉じ、壱矢の唇に、自分のそれを重ねた。
初めて自分からキスをした。
壱矢の肩が大きく弾む。
それにも構わず、彼に愛しさをぶつけた。
深く、深く。
私の気持ちも、私という人間を、きちんと分かろうとしてくれた唯一の人。
そして、私をまるごと受け入れてくれたただ一人の人。
好きな、人。
「そんなことされたら、止めらんないんだけど?」
重なったまま、息継ぎの合間に壱矢が囁いた。
今の状態分かってる?と。
気付けは壱矢に馬乗りになっていて、構図的には押し倒す形となっていた。
構わない。
そんなの全然、
「構いません。先輩が、いい…先輩に、してほしい…」
止められないのが何を指しているのかも、何をして欲しいのかも全部分かってる。
全部構わない。
今の私が望むのは、そういうこと。

