…こうなったら意地でもみてやる!! と、私は類くんの膝に乗って、 類くんの顔の方に顔を向けて 「ちょ、ちょっとなにやってんの?」 そんなことをしてもずっと顔を背けたまんま。 「だって!みたい」 「…見なくていいの!」 といいながら類くんは私の脇の下に手を入れて、 軽々と私を持ち上げて、前を向かせられた。 後ろをむくと、類くんの顔が顔の上にあって、 顔を見たけど、もう顔は普通に戻っていた。