そして満面の笑みで。
「うん、ありがとう!千結!!」
そう言った……。
この記憶は…なんなんだろう?
その日から私の頭の中片隅にはその記憶のことばかりだった。

そして私とあおちゃんはマンションに着き、それぞれ別れた。
昔、あおちゃんは同じようなことを気にしていた。
そんなあおちゃんに私はそう言っていたんだ。
でも…なんでかな?
どうして今まで忘れていたのかな?
そんな約束したならあおちゃんと喧嘩なんてしちゃダメだよ。
喧嘩したらあおちゃんのそばにはいてあげられない。
きっと今日はあおちゃんにとって辛かったよね?
あの時、無視なんてしなければよかった!
私の胸の中に罪悪感で埋められていく。
ごめんなさい、あおちゃん。
少しでも約束を守ってあげられなくて…。
そばにいてあげられなくてごめんなさい……。
その夜、私はなかなか寝付けなかった。