✽ . 。 翌朝。 「最上くんおはよ!」 「⋯⋯はよ」 昨日のことはまるっきり無かったかのような態度で、優絆に話しかける䈎元さん。 優絆もさすがに無視はできなかったのか、チラッと一瞬䈎元さんに移し、足を止めることなく横を通り過ぎた。 「⋯⋯っ!」 䈎元さんは優絆から挨拶が返ってきたことが嬉しいのか、赤く染まった顔を両手で覆っていた。 その姿はまるで、恋する乙女のようだった───。 。 . ✽