「優絆、ご飯できたわよ」
「⋯⋯⋯」
あら? 返事がないわ。
「⋯⋯ゆーき?」
ソファに横たわる優絆に気づいたわたしは、そっと彼に近づいた。
リビングのソファに座ってテレビを見ていた優絆は、いつの間にか横になって眠っていた。
よっぽど疲れていたのかしら。
その寝顔はとても幼く、普段の麗しさを感じさせないくらい可愛かった。
⋯⋯なにしてても絵になるなんて、憎たらしいわね。
でも、何時間でも見ていられるわ。
優絆の前にしゃがみ込み、両肘を膝につき頬杖をつくと、その寝顔をまじまじと見つめた。
透明感溢れるキメ細かい肌に、頬にまで影を落とす長いまつ毛。
それに加え、透明感溢れる銀髪の髪。
すべてが彼を惹き立たせ、見る人を魅了させる。
