✽

  .

  。





次の日の朝。





「ふあ〜⋯」



教室に入って、席に着くと眠すぎてあくびがとまらない。



いや、起きた時からだったかしら。




「おはよ、秋妃!」



先に来ていた夏葉が私に気づき「なに寝不足?すっごい眠そうだけど」と苦笑いを浮かべた。




「そう⋯。昨夜ママと遅くまで話してたら寝るのが遅くなっちゃったのよ⋯」



完全に寝不足だわ⋯。


こんな調子で一日もつのかしら。


なんて思考をめぐらせたわたし。






その結果、1時限目の数学にて。






「宮里っ! 起きんかっ!!」




わたしは見事に突っ伏して寝落ちしてしまった。


とても大きな怒鳴り声とともに聞こえた自分の名前。



アラームよりうるさいわね。




「ん〜⋯?」



あまり怒られるのが好きな性分ではないため、カラダは起こした。