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次の日の朝。
「ふあ〜⋯」
教室に入って、席に着くと眠すぎてあくびがとまらない。
いや、起きた時からだったかしら。
「おはよ、秋妃!」
先に来ていた夏葉が私に気づき「なに寝不足?すっごい眠そうだけど」と苦笑いを浮かべた。
「そう⋯。昨夜ママと遅くまで話してたら寝るのが遅くなっちゃったのよ⋯」
完全に寝不足だわ⋯。
こんな調子で一日もつのかしら。
なんて思考をめぐらせたわたし。
その結果、1時限目の数学にて。
「宮里っ! 起きんかっ!!」
わたしは見事に突っ伏して寝落ちしてしまった。
とても大きな怒鳴り声とともに聞こえた自分の名前。
アラームよりうるさいわね。
「ん〜⋯?」
あまり怒られるのが好きな性分ではないため、カラダは起こした。