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ぽかぽか陽が差す放課後の教室で、わたしはひとり居残り。といっても補習だとかそういうものじゃなくて、日誌を書かなきゃいけない日直のお仕事だ。

日直は放課後に日誌を書いて教室の戸締りをしなければいけないルールがある。

回ってくるのは二ヶ月に一回だけ、大変ではないけど、授業終わりと暖かさが共謀してわたしに睡魔を向けてくる。


すぐに書いて帰りたくなる、そんなちょっとだけ面倒なお仕事。



「えーっと……1時間目は、国語、っと……、え、」




「……理咲、」