僕は小さな町の病院で理学療法士として働いている、26歳の新人だ。病院にきた患者さんのリハビリテーションを担当している。

ある日、変わった患者がきた。

「次の方どうぞ。」

次の患者は17歳の高校生の女の子だと聞いていた。

ドアを開けて入ってきた女の子は確かにその年頃の女の子だったが、普通じゃみられないたくさんのあざや傷があった。

ツインテールの進化系のような髪型に、黒とピンクで統一されているワンピース姿で、いわゆる「地雷系」ファッションをした女の子。

不審に思いながらもいつものように笑顔をつくり、優しい声で話しかける。