中学生になった私は初めての彼氏ができた。

彼氏ができてからはなにもかもが初めてですべてにドキドキしていた。

別れる日がくるまでは………







私、日賀 瑠香(ひが るいか)は今年から念願の高校生。

正直な話、とても不安で緊張している。

私の通う、結家川学園(ゆいやがわがくえん)では3つのコースがある。
1つ目は、普通科コース。6クラスある。
2つ目は、美術科コース。4クラスある。
3つ目は、スポーツコース。2クラスある。

私は普通科コースに通い、親友の篠井 綾乃(しのい やの)も普通コースだから、唯一の救い…。本当によかった…。


トップ校で全寮制だからお金持ちがいっぱいって聞いたから少し怖い部分もある。

しかも、なんか運が良すぎて首席とっちゃって、新入生代表挨拶に選ばれてしまった…。
変な人が喋りましたが、どうかお許しください!

【入学式の次の日】

「なんで入学式の日にクラス発表してくれなかったんだろーね!」

と怒りながら学校に向かう綾乃

「ね!綾乃と同じクラスかどーかめっちゃ気になる!」

「絶対に一緒だよ!!じゃないとやだぁ!」

「もう駄々こねないの!」

私の親友でもある綾乃は本当にかわいい!
身長も小さくて童顔で守ってあげたくなるような存在。お父さんは有名なパティシエでお母さんは昔、有名なアイドルだったけど、綾乃のために芸能界を引退した世界から愛される人。そんな2人から生まれた綾乃はめっちゃモテててる。でも綾乃には一途に思ってる男子がいる。名前は夏井 璃々都(なつい りりと)その子もまさかの同じ学校だけど、美術科コースに入った。

「璃々都くんと教室ちかいかな?!」

「うちらが1組で夏井が4組だったら隣だね。」

「え、じゃあ、うちらが頭良くて璃々都が悪くないといけないじゃん!」

「そんな言い方しちゃだめ」

「ごめんなさい」

そう、私達が通う高校は成績順に分けられている。正直な話、私はなぜか今回首席にとってしまったし、綾乃も模試で1位取るほどの頭の良さだから1組はほぼ確定だと思う。
だけど問題は夏井璃々都。まあでも、あの人は勉強すれば絶対にすごいのに勉強をせず、美術に人生をかけているような人だから多分、4組になると思う。

だから安心していいと思う
好きな人を追いかける綾乃を見ているだけで、こっちがほっこりしちゃうわ、もう。