それが私の親友、朝倉露。

愛おしくて、守ってあげたくなる少女。

彼女にとってこの世界は、もしかしたら少しだけ生きづらい場所なのかもしれない。

それでも花は、ぽつりと咲いた。

その小さな身体で、ただひたすらに生きているだけの、一輪の可憐な花。

そして、そんな彼女を小さい頃に見つけてから、ずっと好きだった拓人。

露のことを誰よりも大切に思いながら、どんなことがあっても彼女の近くにいて、ずっと守り抜こうとしている。

小さな花が枯れてしまわないように、そっと水を与えてくれる…そんな彼。

私は、この二人のことが大好き。

大好きで…たまらないくらい愛しくて…。

二人が付き合い始めたことだって、私は自分のことみたいに、心の底から嬉しかったよ…。

この二人にはどうか、ずっと一緒に…。

いつまでも…幸せでいてほしい…。

お願い…。

お願いします…神様…。