駿の事よりも、今は響君の事で頭がいっぱいなのも確かなんだ。
このまま恋に落ちれたら、どんなに良いだろう?
嫌いじゃない。人として好き。
……けれども、異性としての好きとは違うかなぁ?
駿が居るから異性として見れないだけ?
心の中がモヤモヤする。同時に沢山の色んな事を考える。
頭の中がパニックしそうだ。
まだ”好き”にはなってない。ドキドキもしない。
そんな気持ちでも繋ぎ止めておきたい。
誰かにとられるのは嫌だ。
我が儘な私の”独占欲”なのだろうか?
涙が込み上げてくるのは何故だろう?
恋人にはなれないから、『友達になって』と言うの?
響君に彼女が出来たら離れて行ってしまう。そんなのは切なくて寂しい。
私は一体どうしたいの?
――分からない。
「響君、今日、”好きな人”って指さしたのは本当? それとも虫よけ?」
バーでの出来事。美奈達の前で、『俺の好きな人』と言われたのを思い出した。
歩きながら、後ろを振り向かずに聞いた。
「さぁ?」
「じゃあ、こないだのキスは?」
「お前がムカついたから勢いでしただけだ」
どちらも的確な答えではない、素っ気のない返事。
「さっき抱きしめたのは何で?」
「……哀れみ。寂しそうだったから」
”哀れみ”?
このまま恋に落ちれたら、どんなに良いだろう?
嫌いじゃない。人として好き。
……けれども、異性としての好きとは違うかなぁ?
駿が居るから異性として見れないだけ?
心の中がモヤモヤする。同時に沢山の色んな事を考える。
頭の中がパニックしそうだ。
まだ”好き”にはなってない。ドキドキもしない。
そんな気持ちでも繋ぎ止めておきたい。
誰かにとられるのは嫌だ。
我が儘な私の”独占欲”なのだろうか?
涙が込み上げてくるのは何故だろう?
恋人にはなれないから、『友達になって』と言うの?
響君に彼女が出来たら離れて行ってしまう。そんなのは切なくて寂しい。
私は一体どうしたいの?
――分からない。
「響君、今日、”好きな人”って指さしたのは本当? それとも虫よけ?」
バーでの出来事。美奈達の前で、『俺の好きな人』と言われたのを思い出した。
歩きながら、後ろを振り向かずに聞いた。
「さぁ?」
「じゃあ、こないだのキスは?」
「お前がムカついたから勢いでしただけだ」
どちらも的確な答えではない、素っ気のない返事。
「さっき抱きしめたのは何で?」
「……哀れみ。寂しそうだったから」
”哀れみ”?



