埋めた感情は愛に




真夏の猛暑日、お互い手汗で湿った手を離さなかったこと。"ジブリに出てきそうな家だね"なんて言って最寄り違うのに家まで送ってくれた帰り道。体調悪いって言ったら届けてくれた好物だらけのコンビニのスイーツ。初めて作ったよれよれのミサンガ。
思い出すのは記念日とか誕生日とかよりもそんな些細なこと。
そんな日常の些細な記憶達がガラスみたいに繊細で、でも美しく輝いて私の心の中に積もっているのだ。