いよいよやってきた放課後。木下くんには、休み時間に放課後に話しがあることを伝えた。


空き教室で木下くんが来るのを待つ。


髪崩れてないかな?メイクは!?なんども鏡を見直す。うん。大丈夫そう。



う〜っ 緊張してお腹がキリキリする。



ガラッ!


木下くんが空き教室の扉を開けて入ってきた。


「木下くんごめんね。時間割いてもらっちゃって。」


「大丈夫だよ。あ、髪型変えた?朝見た時と違うね。メイクもキラキラしてて可愛い。」


『可愛い』という言葉に胸が高鳴る。そうやってすぐに気づいて、褒めてくれるところ、ほんとに好きだなあ。


春美ありがとう!!!


「話ってなに?委員会のこと?」


「あ、それとは違くて、、、」


言うんだ。言うって決めた。自分の思いを木下くんに。


覚悟を決めて息を吸う。