断片集



「この船は曰くつきで、昔、どこかの海賊が所持していた船なの」
「おばけとか」
「いいえ。財宝をかくしてあるんですって」

そんな声で、目を覚ます。どこかのおばちゃん3人組だ。
豹柄の服を着た、パンチパーマのおばちゃんに話しかけてみる。
「そうなんですか?」
「あら。こんにちは」
「はい。こんにちは」
「お宝があるんですか?」
少し細身の、紫の服を着た女性が言う。
「噂だけどね」
「そうなんですか」
「まだ、見つかっていないって噂よ」