断片集


「え、と。高所恐怖症?」
古里さんが聞いてくる。ぼくはただカタカタと震える。
船に乗るのって、地味に怖い。下が海だし。
「あらら……海見ちゃだめ、ほら、上見てみ?」
古里さんが、必死にぼくを船に引き込もうとする。
「よそ見したら、死ぬ……!」
「死にません。死にませんから大丈夫! 生きてる。な?」
「うう……船酔いがっ」
口元を押さえて呻くと、彼女はのけぞった。
「船に乗る前から!?」
「今日は、船に乗るなとのお告げがー」
「どこから!?」
どこからだろう。
「うえーん……」
もう、蹲るしかなかった。前途多難。




これ、続いてるっていうより、たぶん作者がキャラクター練り直す手間をケチってただけなんだと思うけどな。
主人公が高所を克服出来なかった。
俺たちの戦いはこれから始まる。

――完――