「疲れた……」

日を跨ぐ前に大和くんの家から帰宅したわたしは、ヘナヘナと床に座り込んだ。

ほぼ裸の大和くんは色気がダダ漏れで、正直その熱に当てられそうになってしまう。

それに今のわたしは、大和くんの言葉ひとつに一喜一憂してしまう恋愛経験値ゼロの女だ。

このままでは、大和くんに飼い慣らされてしまう道しか見えない……。


-----真希ちゃん、助けて!

藁にもすがる思いで真希ちゃんにメッセージを送ったら、

-----がんばれ

とだけ返信があった。

さすがクールアンドビューティを絵に描いたような女、真希ちゃん。

-----このままだとペットされる!
  彼氏が欲しいのに!

悲痛な心の叫びを伝えたら、女神真希様から救いの手が差し伸べられた。

-----明日の合コン、一緒に行こ