今日はラウンジを貸し切りにしている
「たまにはスタッフにもリラックスしてもらいたくてね。」
だからあの騒ぎのとき昴さんいなかったんだ
「リンが不愉快な思いさせてごめん。お友達だいじょうぶだった?」
「チヒロは私を守ろうとして....」
「だとしても暴力はよくない、まあ気持ちはわかるけど。僕だって立場が立場じゃなきゃ姫にたかるやつは追い払うし。」
「絶対に辞めてください。ヘンサクが出てきたらしゃれにならないので。」
あっヤバ、ヘンサクて言っちゃった
「アハハ確かに護衛精神強いヘンサクとかに出てこられたら大変だ。」
いや笑いごとじゃすまなくなるでしょ
ヘンサクの兄弟て武道とか護身術とかたけてるから
護身術は護身術でも親父さん流
リョウニイがアザだらけになっててビックリしたんだから
「やっと来たよ、いつ来るのかわかんないから帰ろうかと思った。」
なんか見覚えのある顔が
「あれ?姫ちゃん俺のこと忘れちゃった?」
「髪の毛バッサリきったから私も誰かと思った。」
トモカさんの知り合いで私の顔みしり
「ああ、柊さんお久しぶりです。」
「若返ったでしょ。」
ウィンクして見せるのは父のバンドのメンバーの一人だった柊さんだった。
「大人っぽくなったね。トウマも帰ってくればいいのに。」
「イヤ帰ってこないほうがいいだろアゲハにボコボコにされそうだし。」
ヘンサクの言葉にそれもそうかと笑う
それから昔話になった
「ほんとどうしよもないやつだけど歌の才能ははすごかったからな。家族もおちついたからあいつが帰ってきたらシンサクくんと変わってもとにもどればいいよ俺が」
「レナさん許してくれたんですね。」
柊さんもソコソコ世間を騒がしてたけど
誤解が多かったんだよね
「お人好しすぎ、優しすぎでおさまった。」
「兄貴達つかえば良かったのに。」
「いやだ余計にじたいがこじれるだけじゃないか。」
「トウマさんの一件かあれわリョウニイに任せたのがブッ」
「何するんだよてリン起きたのか。」
いきなり後ろから伸びた腕に口をふさがれヘンサクが振り向くとリンさんがいた
「体調はだいじょうぶかいリン。」
「心配かけてすいません。トモちゃんにもあやまらなきゃ。」
「あたしはいいけどユウにはあやまりなよ。明るくしてるけどきにしてるからね。」
トモカさんが離れたところから言う
「俺は他と飲んでこよ、ちょうどいいやつ見っけ。」
ヘンサクがすかさず席を開けた
「」