麻斗の家を出て…




君が行きたい場所がある



そう言うからある場所へ向かった




着いたのはあの公園




そう君に想いを伝えた榊公園





俺たちは公園の中をゆっくり歩いてた




そしてあの日と同じベンチに座った





君はしばらく黙っていた




きっと同じ事を考えて居るんだろう




あの頃の事を…





そして君が話し出した





『朝陽どうしてるかな』




『朝陽?』




聞き覚えのない名前に少し戸惑う俺



『言ってなかったね…うちの息子の名前』




『ああ朝陽って言うんだな』