ムムム…。
どうも皆さんこんにちは!羽田このみ、中1です。
なぜ今、悩んでいるのかって?それは…
「かけな~いっ」
らんちゃんの大きな声が、図書室内に響く。
そりゃあ、いきなり小説をかけって言われてもね…。
そう…私たちは今、司書さんの頼みで図書室のイベント、フリーペーパーに出す小説を書いているのだ。※フリーペーパーとは、創作することが大好きなメンバーが、絵や小説を書いてそれを冊子にしたもの。
「で、先輩たちは何をしているんですか?」
『ん、俺は絵を描いている』
パンダ先輩がそう言ったので、こっそり後ろから覗いてみると…めっちゃ可愛いお化けの女の子がいた。
「意外…」
思わず、言ってしまった。
すると、『おい、みるなっ!』
必死に隠そうとしているが、そうたくんがスケッチブックごと奪った。
『そうた、やめろ。それ以上見るなぁ~!』
男二人のガチ鬼ごっこが始まった(笑)。
「それより、中本先輩絶対さぼっていますよね」
ひなちゃんが元気な声で言うので見てみると…普通にさぼっていた。