純恋の瞳には、もう涙の雫なんてない。


意志のこもった凛とした瞳が

「俺のことが嫌い」と

強く訴えている。



そっか。

そういうことか。


純恋は俺を、憎んでいるってことだよね?



憎まれて当然だよ。

恨まれて刺されたって、文句は言えない。


だって俺が純恋を

ゾンビにしてしまったんだから。




わかったから。


この部屋から出ていくから。

二度と純恋の前に現れないから。


でも……

これだけは聞かせて……