☆純恋side☆



ピンポーン!


インターホンが鳴り、玄関ドアを開けた私。



「お世話になりま~す。
 イケメン宅急便で~す」


玄関先に立つ、宅急便のお兄さんの笑顔が

ギラギラしすぎていて


なんか不気味……なんか怖い……


私の背中が、恐怖でゾゾゾと震えだす。




朝比奈(あさひな) 純恋(すみれ)さま
 ご本人でいらっしゃいますか?」


「そう…ですけど……」


「良かったです。
 お家にいてくれて~」



お兄さんは私に微笑んでから

タブレットにペンを走らせ始めたけれど


ん? んん?


私の頭の中には

意味不明のハテナが生まれてしょうがない。