「意地悪なんかしれないよ、青木さんが本当にかわいいから」
こんなに見つめられたら耐えられない。
話をそらさないと・・・。
「そういえば、保健室の噂本当だったんですね」
「あー、マネキンのことね。これは練習するためのマネキンなんだ。文化祭のお化け屋敷で使った後、もう使わないって聞いたから、譲ってもらったんだ。保健室に誰もいないときに使っていたから、俺の所有物だと皆は知らないんだよね。俺と青木さんの秘密ね」
先輩が「秘密ね」と唇に人差し指を当てた姿がとてもカッコよかった。先輩と秘密ができてしまった。その事実がとても嬉しかった。
「分かりました。ところでなんの練習をしているんですか?」
「カットの練習。将来は美容師になりたいんだよね。両親が最初は反対してたんだけど、何回も話し合って賛成してくれたんだ。少しでも上達したいから、友達のお兄さんが美容師だから時々教えてもらって練習してるんだ。これが役に立つかはわからないけれど、できることはやりたいから」
「すごいですね、先輩」
「そんなことないよ。美容師の学校に進学した後もたくさん勉強して、早く一人前になりたいんだよね。いつかは自分のお店を持ちたいなと思っているんだ」
「素敵な夢ですね」
「ありがとう」
こんなに見つめられたら耐えられない。
話をそらさないと・・・。
「そういえば、保健室の噂本当だったんですね」
「あー、マネキンのことね。これは練習するためのマネキンなんだ。文化祭のお化け屋敷で使った後、もう使わないって聞いたから、譲ってもらったんだ。保健室に誰もいないときに使っていたから、俺の所有物だと皆は知らないんだよね。俺と青木さんの秘密ね」
先輩が「秘密ね」と唇に人差し指を当てた姿がとてもカッコよかった。先輩と秘密ができてしまった。その事実がとても嬉しかった。
「分かりました。ところでなんの練習をしているんですか?」
「カットの練習。将来は美容師になりたいんだよね。両親が最初は反対してたんだけど、何回も話し合って賛成してくれたんだ。少しでも上達したいから、友達のお兄さんが美容師だから時々教えてもらって練習してるんだ。これが役に立つかはわからないけれど、できることはやりたいから」
「すごいですね、先輩」
「そんなことないよ。美容師の学校に進学した後もたくさん勉強して、早く一人前になりたいんだよね。いつかは自分のお店を持ちたいなと思っているんだ」
「素敵な夢ですね」
「ありがとう」
