休み時間にそんな話をしていると、「山口先輩だ!」という声が聞こえた。
山口先輩のことを知らない人はこの学校にはいないと思う。彼の名前は、山口瞬太。山口先輩は、勉強はもちろん運動もできる。高身長を生かしてバスケットボール部に所属している。バスケットボール部ではエースで、他校との練習試合には他の学校からも生徒が見に来るという人気ぶりである。そして、生徒会長も務めている。
私は入学式の生徒会長の挨拶を見て、山口先輩に一目ぼれをしてしまった。
先輩を見た瞬間、胸の鼓動が速くなった。先輩から目が離せなくなった。こんな気持ちは初めてだった。
入学式の後に顔が赤いことに気づいて、問いかけられてバレてしまった。
「奈緒子の好きな山口先輩じゃん」
「いいから」
「かわいい。顔赤くなってるよ」
「恥ずかしい」
「先輩見なくていいの?」
「いいよ。先輩だって見られるの嫌だと思うし」
私はそれから先輩を見ることができないでいた。心臓がドキドキして、顔が赤くなることが分かっているからだ。
「奈緒子かわいいー!」
時計を見るともうすぐ授業が始まる時間だった。
「そろそろ時間だから席に戻るね」
「了解。またあとでね」
葉月のおかげで楽しい高校生活が送れている。
山口先輩のことを知らない人はこの学校にはいないと思う。彼の名前は、山口瞬太。山口先輩は、勉強はもちろん運動もできる。高身長を生かしてバスケットボール部に所属している。バスケットボール部ではエースで、他校との練習試合には他の学校からも生徒が見に来るという人気ぶりである。そして、生徒会長も務めている。
私は入学式の生徒会長の挨拶を見て、山口先輩に一目ぼれをしてしまった。
先輩を見た瞬間、胸の鼓動が速くなった。先輩から目が離せなくなった。こんな気持ちは初めてだった。
入学式の後に顔が赤いことに気づいて、問いかけられてバレてしまった。
「奈緒子の好きな山口先輩じゃん」
「いいから」
「かわいい。顔赤くなってるよ」
「恥ずかしい」
「先輩見なくていいの?」
「いいよ。先輩だって見られるの嫌だと思うし」
私はそれから先輩を見ることができないでいた。心臓がドキドキして、顔が赤くなることが分かっているからだ。
「奈緒子かわいいー!」
時計を見るともうすぐ授業が始まる時間だった。
「そろそろ時間だから席に戻るね」
「了解。またあとでね」
葉月のおかげで楽しい高校生活が送れている。