私の学校にはとある噂がある。保健室にマネキンがある、という噂だ。
3年ほど前に文化祭のお化け屋敷で使用して捨てたはずだが、ごみ箱から戻ってきて保健室のどこかに眠っているという。
マネキンといっても、洋服店などに置いてあるような全身のマネキンではなく、美容室などにある首から上だけのカットマネキンというものだ。
これを見た人は少ないらしいが、夜の学校に肝試しをしていた学生が偶然見つけたことからこの噂が広がった。
「奈緒子、保健室の噂って本当なのかな?」
「本当だったら、どうする?」
「えー、怖くて保健室に行けないよ」
「奈緒子は怖がりだね」
「葉月はお化けとか心霊とか好きだもんね」
私は高校一年生の青木奈緒子。今話しているのは、私の親友の大山葉月。彼女とは中学生の時からの親友で、高校も同じだ。
3年ほど前に文化祭のお化け屋敷で使用して捨てたはずだが、ごみ箱から戻ってきて保健室のどこかに眠っているという。
マネキンといっても、洋服店などに置いてあるような全身のマネキンではなく、美容室などにある首から上だけのカットマネキンというものだ。
これを見た人は少ないらしいが、夜の学校に肝試しをしていた学生が偶然見つけたことからこの噂が広がった。
「奈緒子、保健室の噂って本当なのかな?」
「本当だったら、どうする?」
「えー、怖くて保健室に行けないよ」
「奈緒子は怖がりだね」
「葉月はお化けとか心霊とか好きだもんね」
私は高校一年生の青木奈緒子。今話しているのは、私の親友の大山葉月。彼女とは中学生の時からの親友で、高校も同じだ。