「隼人さん……」 目の前にいる彼のせいで店から出てきたに違いないのに。雨のように降り注ぐ大きな愛情と、はじめて聞かされる本心に、全身が震えて愛しさと切なさで胸がはり裂けそうになる。 「痛いところはない? もう大丈夫か?」 どうしよう。苦しい。苦しいよ……。 「…………」 「みな?」 心底心配そうに私の肩や腕に触れはじめる彼に、気づいたら涙がぽろりとこぼれていた。 「みな……?!」