ぼんやりお酒の回った頭は、無意識に最悪の事態へと思考を結びつけてしまう。
ソフィアさんとの関係が続いてたから……私のことも抱いてくれなかったのかな。
談話しながら何杯目かのカクテルグラスを空にした瞬間、ふと酔いもあってそんなことを考えてしまい、じわりと目の奥が熱くなる。
まずい……っ。
「ごめん…、ナンシー!、少し飲みすぎたみたいで、涼んでくるね」
「……大丈夫? ピッチ早かったもんね」
隣で飲んでいたナンシーに告げて、慌てて店の外に出ていく。
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