「恋愛なんて好きになっちゃえば年齢なんて関係ないでしょう? ――あぁ、でも……」

言いよどむメアリーに「ん?」と首を傾げる。

「変に人生の経験値ばっかりついちゃってるから、年々いろんなこと考えて素直になれなかったとかはあるかも」

ふふっとメアリーに微笑まれたが、

「人生の経験値?」

よくわからにずにポテトを加えたまま、もう一度首を傾げた。

「変なプライドだったり、気遣いだったり……大企業の経営者で、こんな可愛い奥さんがいたら、ハヤトならカッコつけたくなるんじゃないかしら?」