そのままネグリジェのボタンがいくつか解かれ、首筋に熱い唇が這わせられる。
鎖骨、そして胸元へ移ると鼻にかかった甘ったるい声しかでなくなる。
「あっ、ぁ……まって」
「……またない。……俺はみなが思っているような、できた男じゃない」
なにもかも理解できないまま――再び呼吸を止めるようなキスを施され、ふたりベッドに沈んでゆく。
翌朝――。
瞼の奥に光を感じて目を覚ます。
……あれ?
一緒にベッドに入っていたはずの隼人さんの姿はなく、代わりにサイドボードの上に一枚のメモが残されていた。
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