その辺の暴走族と腐女子の話

屋上のドアが、ぎい、と開いた。

「真央、おかえ」

つかつかつか、と靴の鳴る音が響く。

「こんにちは」

入ってきたのは、真央ではなく、とても美しい見たことの無い男性だった。