さておき、いくら騒いで恨み辛みを重ねたところで現状わたしには何もできないんだよなぁ、とひとまず喉が渇いたから水が欲しい。
ふぅ、と一息ついていると微かな音が聞こえてきて思わず体が固まる。いや、音というより声、かな。しかもなんか、話とかじゃなくて………呻いてる?
「………どなたかいるのでしょうか?」
ちゃらん、ここで問題です。ここはどこでしょう。答えはーじゃかじゃかじゃん、牢屋でしたー!……かつてここで非業の死を迎えた幽霊の呻き声とかじゃないよね??
「くっ、ひ……っ、」
……泣いてる?幽霊泣いちゃってる??
「ぶっ、くくっ…、ひぃーっひゃは、」
「………」
……………いや、違ぇわ。これ笑い声だわ。
気づいたと同時に半目になったのは仕方ないと思う。シリアスがコメディーになったんだもん。一気に気ぃ抜けたわ。


