会議室を出て西島へのプレゼントを取りに行った。
付けてあったリボンは外した。
「西島君、これね・・・ホントは合格祝いにと思っていたのだけど、もう1年頑張るんだから使ってちょうだい。」
「えっ? 何ですか・・・開けていいですか?」
「どうぞ。」
西島は包み紙を開けた。
「ありがとうございます。嬉しいです。これを使わせて頂いて頑張ります。」
「頑張れ!」
「はい、ありがとうございます。あの・・・バイトに関しては、居酒屋は辞めますがコーヒー店は朝だけやらせてください。そしてその後すぐにこちらに来ます。」



