コーヒー店のアールグレイ女史


西島は次の月曜日に事務所に来た。

「西島君、こちら井上さん。うちの頼りになるエースです。彼の手伝いを中心にしてもらうのはどうかしら。雑用になると思いますが、絶対あなたの役に立ちます。」

「井上さん、西島です。よろしくお願いします。」

「こちらこそよろしくお願いします。何時から何時まで勤められますか? 」

「出来れば朝は今迄どおりコーヒー店で働き、その後午前中は学校に行きたいです。そしてこちらでは13:00~18:00迄はいかがでしょうか。これですと1日の労働時間が8時間で収まります。」

「流石ね。井上さん、どうかしら? 」

「そうですね。午前中いていただけると本当は助かるのですが、先ずはこれでスタートしましょう。後は話し合いで・・・どうかな? 」

「はい。授業が無い日は午前中も来られますので、細かい調整は随時でお願いします。」

「わかりました、そうしましょう。ではいつから来られますか? 」

「21日からでいかがでしょうか? 」

「そうね。丁度いいかも。そうしましょう。」

私は西島が来てくれることが決まりうれしかった。

「ありがとうございます。よろしくお願いいたします。」

西島は事務所を後にした。