「藤堂さん、藤堂さん、7時半になります。」
私は西島の声で飛び起きた。
「すみません。一晩中看病していただいて・・・。」
「ありがと、起こしてくれて。それで気分は? 」
「ずいぶん良くなったみたいです。」
「熱測って。」
「はい。」
熱は37.2度まで下がっていた。
「まだちょっとあるわね、ちゃんと治したほうがいいから今日は寝ていなさい。私は事務所に行って、夕方また来るからね。具合悪くなったらすぐ電話するのよ。わかった? 」
「はい・・・」
「その前に着替えて。寝汗かいたでしょ、着替えどこにある? 」
「自分でやります。」
「いいから・・・」
「はい。・・・そこの、透明の衣装ケースです。」
私は着替えを出して西島に渡した。
西島は着替え始めた。
イャだ・・・いい身体・・・



