「彼は今何処に居る」

「…さあね、何処だったかな」

「とぼけるな!」

「捜してみなよ。トップ5なんだから、そのくらい朝飯前でしょ」


ピノとジャックは互いに睨みあう。険悪な空気が漂った。


「はいはい、ストップ。そこまでよ」


そんな空気を破ったのは。


「キオナ!?」

「何故君がっ!?」

「ナゼ、何故…。そうね、彼の手伝いをしているから、かしら」


キオナは唇を併せたまま、笑った。