―「離せよ」

「嫌だね。せっかく手に入れたのに、勿体無いじゃないか」


春稀はジャックに連れられ、殺風景な部屋に居た。


「どうやった」

「…何が?」

「さっきのだよ!俺の体…、どうやって操った」

「ああ、さっきの事?」



《俺に触るな》

《―パシッ!》



「俺は何も喋ってないし、してもない!」
「簡単だよ」

「私がやったんだぁ!上手だったでしょ?」


暗がりから、一人の少女が現れた。