「え…?」


そこには、先程まで居た春稀の姿はなく、No.9のイブが居た。


「おい、春稀はどこだ!」

「んー?僕だよぉ。春稀君の姿を写して、僕に貼りつけたの」

「………」

「やーい!ひっかかった、ひっかかったぁ!!」

「うぜえ」


レオはドアノブに手を伸ばした。


「どこに行くのさ」

「“本物の”春稀を呼んでくる」


レオはリビングを出ていった。