「嫌な予感?」

「近い内に何か起こりそうだ。なあおい、確か、No.30は占いが得意だったな?」

「誰だよ、No.30って。僕は君と違って名前で覚えるんだ」

「俺はよっぽどの奴じゃなきゃ、名前まで覚えねぇよ。確か…、ジョニー…?」

「…ジェニーだよ」

「そうそう、ジェニー。そいつも呼んでおいてくれ」


レオはそれだけ言うと、クロラに背を向け、歩き出した。