なに…これ私もしかして俗に言う転生したのかな。
そうだ!少し歩き回ってみよう!そう思い街を探検しているとある張り紙が目についた。
【急募‼︎魔物が出て困ってる街があります。勇者が足りません!なりたい人募集‼︎】
人が、街が困ってる…
気がついたら私は募集していた冒険者ギルドというところに来ていた。
「あの、街が困ってるって張り紙を見て…」
「あ!勇者になりたいのですね⁉︎私はここで働いているラムルと申します!ではこちらでまずはステータスを確認します。」
「ステータス?どうやって確認を?」
「そこからですか⁉︎」
そんなに驚かなくてもぉ(苦笑)
この世界の人は大半ステータスの見方がわかるのだろうか?
「まず、ステータスオープンと唱えてください」
「ステータスオープン」
「では回転してこちらに見えるようにしてくださ…っえ⁈あなた本当に今まで勇者をやった事ありませんか?」
何かまずい事でもあったのだろうか。ラムルさんのすごい可愛い顔が眼球が飛び出しそうな蛙みたいになっている。
「あのぉ何かまずい事でもありましたか?」
「いやまずいどころじゃありません…全属性魔法が使えてしかも全部MAXランクなんて…
防御力はやや低めですがヒーリング魔法と攻撃力でなんとかなるでしょう」
「あの…MAXって言いました?私ほんとに何もしてないんですが?」
「何もしてなくてこれですか⁉︎すごい今すぐ勇者登録するので待っていてください!」
私は待ってる間ギルドにあった張り紙を見てた。
そこには洞窟の中に住み着いた巨大毒グモを倒すクエストだったり、チームのメンバー募集の張り紙もあった。
そんなことしてる間にあっという間に勇者登録が終わったらしい。
「では明日の朝6時にギルドへ集合しその後街の魔物を退治しに行きます」
「あのここら辺でホテルってありますか?」
「家がまだないのですね良ければここの二階がホテルになっているので家が見つかるまで泊まって行ってください。料金は魔法で支払って貰ってるので持ち金がなくても大丈夫ですよ」
「じゃあ」
そんな事を言ってギルドの二階に泊まった。