「アンタ昨日も帰ってくるの遅かったよね? ぶらぶらほっつき歩いてんじゃないの?」


「してないよそんなこと」


無念を噛み締めながら、母さんと共に家路を辿る。




(まあいい、明日だ。明日こそはワカナに頼んでみよう)




是が非でも、


牧村ワカナとのプリクラを私のコレクションに加えなければならない。




(了)