意地悪★ご主人様

「えっ・・・」



急に上の方から声がした。



私は、急いで顔を上げた・・・・



「わっ・・・・・」



螺旋階段の調度真ん中の位置に男の人が立っていた。年はたぶん私と一緒ぐらいで・・・顔がものすごく綺麗・・・・



整った鼻に薄いピンク色の唇・・・透き通るぐらいの白い肌。おまけに綺麗な瞳。



すごい・・・日本にもこんな男の人が存在していたなんて・・・・;;;



そう思っていると、男の人が一歩一歩近づいてきた。



なっ、なんでこっち来るの??!



私がそれと同時に一歩一歩下がる。



しかし、限界は来るもので・・・・



「あっ・・・;;;」



後ろは、壁でとうとう下がれなくなってしまった。



そして、男の人は止まる気配もなくこっち歩いてきた。