「はぁー、なんで逃げるんだよ、茉白」


「ひゃあっ!」


「せ、先輩?!」


そんなことを考えてると、後ろからだき寄せられる、感覚が。

わ、私、結構走って来たよね、い、家教えたっけ?道なんて分からないよね?!


「な、なんで私の家の道…」


「えっ?あ〜、本当に覚えてないんだな。」


「へっ?」


「まぁ、それはいつか分かるよ。それよりさ、
美和さん今日いる?」


み、みわさん?!
『美和』とは、私のお母さんの名前…