そう言ってくれて嬉しくなる。 ラウルのことがなければ、イザベラも悪い子ではないのだ。 「本当に! それで先生の帰りを外で待っていたら、騒ぎを聞きつけたラウルと、その後すぐにアンナも来てくれて……だからラウルとふたりで話していたのは本当にちょっとの時間だったの」 「まぁ、そうでしたの。流石はラウル様。お優しい方ですものね!」 両手を合わせうっとりした目をしたイザベラに、私は改めてはっきりという。 「だから、私とラウルは本当になんでもないの。安心して、イザベラ!」