流石に恥ずかしくて私は視線を落とし続ける。 「実は私、ユリウス先生に、その……一目惚れをしてしまって」 「……」 「だから、この髪型とかも先生に見て欲しくて……」 「……」 (……?) 反応が何も返ってこないことを不思議に思って恐る恐る顔を上げると、イザベラはその青い瞳をまんまるくし口をぽかんと開けていた。どうやらとても驚いているよう。 いつも不機嫌そうな顔ばかり見ているからか、彼女もこんな間の抜けたような普通の顔をするんだなと失礼なことを考えていると、漸くその口が動きはじめた。