Forbidden Love~どうか私に鏡を下さい。

「あまり大勢で行くのは…」

「おばあさん、梓さんも連れて行ってあげて下さい。
一人くらい増えても大丈夫ですよ。」

「そうかい。仕方がないのう。」

王子のおかげで、私もお城に行くことになった。
正直言って、お城に行くのは怖い。
顔が変わってるから大丈夫だとは思うけど、万一バレたら…
そう考えるだけで、鼓動が速くなる。
だけど、なぜだか一緒に行きたかったんだ。



それから、私と王子は、おばあさんについて魔の森へ飛び、薬草摘みを頑張った。
私達、二人共、魔の森にはトラウマがあるのに、スパルタだね。
魔の森にしかない薬草を使い、おばあさんは滋養薬を作った。
薬の調合と作り方は、おばあさんのオリジナルで、おばあさんしか知らないらしい。



「今回は、心の健康にも効く薬を作った。
王様は、お体だけではなく、精神的にも弱っておられるようじゃからな。
この薬は、きっと、良い結果をもたらすはずじゃ。」

小瓶に入っているのは、緑色のドロドロしたもの。
私が飲ましてもらったのも、確かこんな感じのものだったね。
私もあれからすぐに元気になったから、王様もきっと良くなられるよね。